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映画『すずめの戸締まり』作曲家・陣内一真氏登壇ティーチインイベント・Cineducare(シネドゥケア)

EVENT
2022.12.14 2024.09.20
開催日:2022.12.13
2022.12.13開催

作曲家・陣内一真氏と落合賢准教授(担当科目:シネマティック・ランゲージラボ)が語る
『すずめの戸締まり』と映画音楽について

2022年12月13日(火)19:30~21:00

<参加無料/オンライン&オフライン開催> 

ロサンゼルスを拠点に日本やベトナムなど世界各国でプロジェクトを展開する映画監督、そしてフォトシンスエンターテイメント代表取締役でデジタルハリウッド大学大学院の准教授を務める落合賢教員は、本学にて研究実践科目「シネマティック・ランゲージラボ」と修了課題の指導を担当しています。

落合賢准教授が企画し、モデレーターを務める「Cinema」と「Educare(育成する)」を合わせた映画ティーチインイベントシリーズ『Cineducare(シネドゥケア)』は5回目を迎え、今回は大ヒット上映中の映画『すずめの戸締まり』ティーチインイベントを2022年12月13日(火)に本大学院駿河台キャンパスとZoomでハイブリッド開催いたします。ゲストには本作の作曲家、陣内一真氏をお招きいたします。

イベント開催概要

国境や世代の垣根を超え、世界中を魅了し続けるアニメーション監督・新海誠。音楽には、新海作品3度目のタッグとなるRADWIMPS。共作として日米の映画やアニメシリーズで活躍する映画音楽作曲家・陣内一真が参加し、本作でしか成しえない最強の布陣で、壮大かつ繊細な冒険映画の機微を表現する。

ティーチインイベントでは、本作の映像や音楽を交えながら、新海誠監督やRADWIMPSとの映画音楽制作エピソードや、陣内氏の思い入れのあるシーンを振り返っていただき、映画音楽制作術の真髄に迫ります。

本トークイベントは本学在卒生を中心に、一般の方々も無料でご招待いたします。

■日時

2022年12月13日(火)19:30~21:00

■会場

オフライン:デジタルハリウッド大学駿河台キャンパス3F 駿河台ホール(御茶ノ水ソラシティ アカデミア3F)
オンライン:Zoom

■登壇者

陣内一真/映画『すずめの戸締まり』映画音楽作曲家
落合賢/デジタルハリウッド大学大学院准教授

■対象

デジタルハリウッド大学、大学院、スクールの在卒生
デジタルハリウッド関係者以外の一般の方

■定員

オフライン会場50名、オンライン会場300名

■プログラム

19:00~ オフライン会場開場
19:15~ オンライン会場開場
19:30~ イベント開始、デジタルハリウッド大学大学院、シネマティック・ランゲージラボの紹介
19:35~ 映画本編クリップ、メイキング映像上映(2~4本)、トークセッション
20:30~ 質疑応答
21:00   終了予定

■参加費

無料(要事前予約)

■注意事項

※本イベントにはマスコミ関係者も参加する予定です。また、本イベントにご参加いただいている様子の写真を、本学の広報目的で利用させていただく場合がございます。予めご了承ください。

※イベントお申し込み後に参加をキャンセルされる場合は、事前にdaigakuin@dhw.ac.jpまでご連絡をお願いいたします。

※ゲストおよび講演内容は、都合により変更する場合がございます。

※オフライン会場に参加される在卒生および一般のお客様は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策にご協力いただくことを参加条件とさせていただきます。(マスク着用、手指のアルコール消毒、ソーシャルディスタンスの徹底、ノーマスクでの飲食・歓談のNG等)

登壇者プロフィール

陣内一真(じんのうち かづま)氏

『すずめの戸締まり』映画音楽作曲家

1979年生まれ、広島県出身。
2002年にバークリー音楽大学(Contemporary Writing and Production科)を卒業。ゲーム「メタルギアソリッド」シリーズの作曲担当を機に、2006年よりゲームや映画、アニメ音楽の作曲に携わる。2016年にゲーム「Halo 5: Guardians」で英国アカデミー賞音楽賞にノミネート。2019年発売のMarvel作品のゲーム「Marvel’s Iron Man VR」などの作曲を担当。

アニメーション作品では、2022年公開の新海誠監督作品「すずめの戸締まり」の音楽をRADWIMPSと共同で担当する。2019年公開のNetflix「ULTRAMAN」、2020年公開のNetflix「攻殻機動隊SAC_2045」、2021年公開のDisney+「スター・ウォーズ・ビジョンズ:9人目のジェダイ」で、作曲家・戸田信子氏と共同作曲を行う。また、「名探偵ピカチュウ」や「ジュマンジ/ネクスト・レベル」などハリウッド作品の作曲チームにも参加。

フィルムスコアリングによるオーケストラと電子音楽を用いたハイブリッドな作風が特徴。米国ワシントン州シアトルとカリフォルニア州ロサンゼルスを拠点に活動する。

落合 賢(おちあい けん)

デジタルハリウッド大学大学院 准教授

東京の高校を卒業後、渡米。南カリフォルニア大学(USC)の映画制作学科を卒業、2008年にアメリカ映画協会付属大学院(AFI)の監督学科で修士号を取得。卒業制作の『ハーフケニス』が、全米監督協会(DGA)から日本人として初めて審査員特別賞を受賞した。ウエンツ瑛士主演の「タイガーマスク」で長編映画監督デビュー。2014年には日本と北米で公開された福本清三主演の映画「太秦ライムライト」が、ファンタジア国際映画祭で最優秀作品賞、主演男優賞をW受賞。また、長編第4作目「サイゴンボディガード」が2016年に公開されると、ベトナムでは「スターウォーズ ローグワン」を超えて大ヒットを記録する。小説「パパとムスメの7日間」のベトナム版リメイクを監督。2018年、12月28日にベトナム全土で公開され、100万人を動員、ベトナムアカデミー賞最優秀作品賞にノミネートされた。「サイゴンボディガード」が、ユニバーサルピクチャーズによってリメイクされることが決定。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のクリス・プラットが主演し、落合は「アベンジャーズ」を監督したアンソニー&ジョー・ルッソ兄弟と共にエクゼクティブプロデューサーとして参加することが発表された。劇場公開長編映画のみならず、ショートフィルムやCM、MVなど幅広いジャンルの映像を監督し、ロサンゼルスを拠点に日本、アメリカ、ベトナムなど世界各地で活動している。2021年度よりデジタルハリウッド大学大学院にて准教授に就任し、「シネマティック・ランゲージラボ」でハリウッド式映像制作術を教える。

『すずめの戸締まり』作品概要

扉の向こうには、すべての時間があったーー

INTRODUCTION

国境や世代の垣根を超え、世界中を魅了し続けるアニメーション監督・新海誠。全世界が待ち望む最新作『すずめの戸締まり』は、日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる”扉”を閉めていく少女・すずめの解放と成長を描く現代の冒険物語だ。

すずめの声に命を吹き込むのは、1700人を超えるオーディションから新海誠が探し出した、たったひとりの才能・原菜乃華。溢れ出る感情を声にのせるみずみずしい原石に、物語のヒロインを託す。
扉を閉める旅を続ける“閉じ師”の青年・草太役には、新海誠が「内面の豊かさ」をオーディションで見出した松村北斗。椅子に姿を変えられてしまう青年という難役を真摯な姿勢で乗り越え、見事に演じ切った。そして二人を支える、すずめの叔母・環役に深津絵里、草太の祖父・羊朗役に松本白鸚。さらには染谷将太、伊藤沙莉、花瀬琴音、花澤香菜、神木隆之介という精鋭キャストが集結。すずめの旅を鮮やかに彩る。

音楽には、新海作品3度目のタッグとなるRADWIMPS。共作として日米の映画やアニメシリーズで活躍する映画音楽作曲家・陣内一真が参加し、本作でしか成しえない最強の布陣で、壮大かつ繊細な冒険映画の機微を表現する。また、主題歌「すずめ」を唄うのは次世代の逸材・十明。唯一無二の歌声で、物語の昂ぶりを奏でる。

すずめが歩む道の先で待つのは、見たこともない風景。人々との出会いと別れ。驚きと困難の数々。それでも前に進む彼女たちの冒険は、不安や不自由さと隣り合わせの日常を生きる我々の旅路にも、一筋の光をもたらす。過去と現在と未来をつなぐ、“戸締まり”の物語。
2022年11月11日。その景色は、永遠に胸に刻まれる。

STORY

九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(すずめ)は、「扉を探してるんだ」という旅の青年・草太に出会う。彼の後を追って迷い込んだ山中の廃墟で見つけたのは、ぽつんとたたずむ古ぼけた扉。
なにかに引き寄せられるように、すずめは扉に手を伸ばすが…。

扉の向こう側からは災いが訪れてしまうため、草太は扉を閉めて鍵をかける“閉じ師”として旅を続けているという。すると、二人の前に突如、謎の猫・ダイジンが現れる。

「すずめ すき」「おまえは じゃま」

ダイジンがしゃべり出した次の瞬間、草太はなんと、椅子に姿を変えられてしまう―!それはすずめが幼い頃に使っていた、脚が1本欠けた小さな椅子。逃げるダイジンを捕まえようと3本脚の椅子の姿で走り出した草太を、すずめは慌てて追いかける。

やがて、日本各地で次々に開き始める扉。不思議な扉と小さな猫に導かれ、九州、四国、関西、そして東京と、日本列島を巻き込んでいくすずめの”戸締まりの旅”。旅先での出会いに助けられながら辿りついたその場所ですずめを待っていたのは、忘れられてしまったある真実だった。

原作・脚本・監督:新海誠
声の出演:原菜乃華/松村北斗/深津絵里/染谷将太/伊藤沙莉/花澤香菜
キャラクターデザイン:田中将賀
作画監督:土屋堅一
美術監督:丹治匠
音楽:RADWIMPS/陣内一真
製作:「すずめの戸締まり」製作委員会
制作プロデュース:STORY inc.
制作:コミックス・ウェーブ・フィルム
上映時間:122分
配給:東宝
コピーライト:©2022 「すずめの戸締まり」製作委員会
公式HP:https://suzume-tojimari-movie.jp/

「シネマティック(映画芸術的)・ランゲージ(言語)」とは、映像作品を言語学的に紐解いた独自の理論です。コミュニケーションツールの一つとして、映像作品を媒体に創り手のメッセージを不特定多数の視聴者に向け、効率的かつ感情的に伝達するアプローチです。

本ラボでは、ハリウッドの名だたる映画監督やプロデューサーを輩出したUSC、NYU、AFIにて培ったハリウッド式映像制作術の基礎と応用を、既存の映画やドラマの映像事例などを用いてレクチャーします。

また、実践的な映像制作課題を通して、シネマティックな映像を制作する事で、ハリウッド式映像制作術の本質的な概念と実用的な技術を身につけた、国際的な映像監督やクリエイティブプロデューサーを育成します。

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