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2023.04.09 開催

2023年度デジタルハリウッド合同入学式/DIGITAL FRONTIER GRAND PRIX 2023

創立時から28年続く伝統行事、第28回『DIGITAL FRONTIER GRAND PRIX 2023』(2023年度デジタルハリウッド合同入学式/2022年度優秀作品クリエイティブアワード)(以下DF2023)を、2023年4月9日(日)、LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)を会場として、海外などからもご参加いただけるYouTube Liveからの生中継も行い、開催いたしました。

【DIGITAL FRONTIER GRAND PRIX 2023】

(2023年度デジタルハリウッド合同入学式/2022年度優秀作品クリエイティブアワード)

■会場:LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)/YouTube Live中継

■日程:2023年4月9日(日) 

■オフィシャルサイト:https://www.dhw.co.jp/df2023/

■DIGITAL FRONTIER GRAND PRIX(デジタルフロンティアグランプリ)とは

『DIGITAL FRONTIER GRAND PRIX』通称「DF(ディーエフ)」とは、国内外のコンテンツ業界に多数のクリエイターを輩出するデジタルハリウッドが、設立当初より主催する伝統的なクリエイティブアワードです。

本イベントの映像や演出、各賞のトロフィーの制作にいたるまで、デジタルハリウッドの在学生、卒業生、そしてスタッフが手掛けています。

デジタルハリウッド大学大学院スタッフOさんが3Dプリンターで制作したDF2023のトロフィー

クリエイティブアワードは、4年制大学、大学院、社会人・大学生向けの専門スクール、オンラインスクール、全国38拠点にも及ぶSTUDIO、ジーズアカデミーなど、デジタルハリウッドが運営をする教育機関に加え、国内外のデジタルハリウッドアカデミー提携校で制作されたCGアニメーション、映像、グラフィックデザイン、アート、インタラクティブコンテンツ、XRコンテンツ、サービス企画、研究論文など、1,000点を超える作品の中から審査し、アーティストやクリエイター、起業家、研究者として各分野の最前線で活躍する卒業生審査員による厳正な審査を経て、前年度の各賞とグランプリを決定いたします。

今年におきましても、デジタルハリウッド各校の「2023年度の合同入学式」と「2022年度優秀作品クリエイティブアワード」を同時に開催しました。

■DF2023のコンセプト

DIGITAL FRONTIER GRAND PRIXでは、毎年テーマを設定し、開催しています。

今年のテーマは「Exploration -航-」

初心に戻り、振り返り、新たにスタートしていきます。入学式からクリエイティブアワード終了まで、1本の物語としてつくりあげました。

新入生がデジタルハリウッドの先輩たちを見上げ、ここから夢や自分らしく生きる道を見つけ進んでいけるように、目標にできるようにという思いが込められています。

■司会について

本イベントの司会は、タレントで映画コメンテーターのLiLiCoさん、そして学部新3年生のトーマス・ルイスさんのお二人に務めていただきました。

■数年ぶりにオフラインメインで開催となったデジタルハリウッド合同入学式

新型コロナウィルス感染拡大の影響により、一堂に会することができなかった学年もありましたが、今年は感染対策およびマスクの着用等は個人の判断とし、保護者の皆様やこれまでに入国することができなかった新入生以外の留学生も含め、約800人以上が来場し、当日の式典に参加をしました。

■学長の杉山知之をデジタルツインとして制作

学長の杉山知之は、2年前に10万人に一人といわれるALSという診断を受けました。ALSは、脳からの命令が筋肉を動かす神経に届かなくなる病気で、現在は人工呼吸器を付けており、発話ができなくなりました。

今回、株式会社サイバーエージェント様及び株式会社CyberHuman Productions様のご協力のもと杉山知之をデジタルツインとしてCG技術を用い、音声についても同社による合成音声を使用し、学長の祝辞動画を制作しました。

■クリエイティブアワード受賞作品

第二部の「優秀作品発表会」では、グラフィック、インタラクティブ、サービス、研究・論文、映像の各部門賞のほか、DF2023特別協賛であるカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社様に選出していただく『プラチナスポンサーCCC賞』、当日アワードにご参加いただいた観客の皆様が投票で選ぶ『観客賞』、そしてデジタルハリウッドで学んだ在校生・卒業生を問わず、この1年間で特に活躍した人を学長が選び表彰をする『学長賞』を設けました。

本年度のDFにおいて、デジタルハリウッド大学大学院から2名へ部門賞が贈られました。

【インタラクティブ部門 ベストインタラクティブ賞】

作品紹介映像:https://youtu.be/26IIEjc3W7k

『鬼のいる蔵』

デジタルハリウッド大学大学院 空野彼方(ソラノカナタ)

演劇の途中で観客が「ノベルゲーム」「実写映像」「体験型演劇」の3つの方法で物語を体感できるマルチバース体験型コンテンツです。「ノベルゲーム」に登場する静止画のキャラクターが「実写映像」で動き出し、「体験型演劇」でリアルに目の前へ現れることで、観客の没入度が徐々に上がります。

【研究・論文部門 ベスト研究・論文賞】

作品紹介映像:https://youtu.be/G4NG5j0VELc

『Molecular fingerprintおよび骨格構造式画像を用いた薬理活性予測』

デジタルハリウッド大学大学院 伊藤 聡志(イトウ サトシ

AIを活用した新しい形の創薬研究です。AIの予測性能を向上させるために、化合物の従来の表現方法に加え、化合物の構造全体を俯瞰できる表現方法を追加し、異なる表現方法を組み合わせることでAIの予測性能を向上することができました。

各賞の詳細につきましては、オフィシャルサイトをご覧ください。

https://www.dhw.co.jp/df2023

本年度も非常にクオリティの高いアウトプットが選出され、審査も非常に難航を極めました。

ここから新たに旅立つ卒業生、そしてここを目指し進み始める新入生たちが一堂に会する、素晴らしい時間となりました。デジタルハリウッドは、デジタルコンテンツ業界をけん引していく優れた人材を輩出していくよう尽力してまいります。常に革新を求め続けるデジタルハリウッドに、今後も是非ご期待ください。

■各部門審査員

クリエイティブアワードの作品審査は、下記の卒業生の方々に務めていただきました。

<審査員リーダー>

浅枝大志さん(メルカリ/デジタルハリウッド大学大学院)

<映像部門>

山田義也さん(ILM所属/デジタルハリウッドUSA校(DHIMA))

原祐樹さん(ゴーストゲート・フィルムズ代表、映画監督/デジタルハリウッド大学)

<グラフィック部門>

北沢直樹さん(FURIKAKE PRODUCTS代表/デジタルハリウッド大阪本校)

八木たな奈さん(グリー/デジタルハリウッド大学)

<インタラクティブ部門>

伊東ケイスケさん(XRアーティスト/デジタルハリウッド東京本校)

須藤絵理香さん(電通/デジタルハリウッド大学、同大学院)

<サービス部門>

小塚仁篤さん(ADK/デジタルハリウッド大学、同大学院)

三浦里江さん(キッズウィークエンド代表/ジーズアカデミー)

<研究・論文部門>

高木亜有子さん(湘北短期大学/デジタルハリウッド大学大学院)

合田美子さん(熊本大学/デジタルハリウッド大学大学院)