学長挨拶

新しい価値を生み出す産業を創造し、世界を舞台に活躍する人材となるために

杉山知之 デジタルハリウッド大学大学院学長/工学博士

21世紀の世界において、何が国力となるのでしょうか? これまでの人類社会においては、ひとつは軍事力であり、ひとつは経済力であったといえるでしょう。しかし世界の隅々まで、インターネットなどの高速情報網で繋がれている現代社会においては、文化力とも呼ぶべき力が人々の心に共感を起こし、その共感が人々の行動を起こす判断に多大な影響を与えているのです。そのことはソフトパワーという言葉で表現され、大きなソフトパワーを持つ国として、近年、日本が国際的な関心を集めるようになりました。これがCool Japanです。

本大学院は、そのようなソフトパワーを、国際的なコンテンツビジネスとして育てることはもとより、コンテンツビジネスで培った表現や技術を他の産業に応用し、新しい分野のビジネスを産むことも目標に置き2004年に開学いたしました。2010年、設立から6年の教育研究の成果から、この分野初となるビジネス、クリエイティブ、ICTの3分野を軸とした体系的なカリキュラムを構築、実施に至っております。

常に前進する本学の文化の中、すでに修了生による起業が30を越えるなど確実に成果を積み上げております。この成果の源泉は、第一線で活躍している実務家中心の教授たちの布陣にあります。未だに大学での学術的な研究が進んでいないコンテンツビジネスにおいて、日々、新たな企画を立ちあげ、研究開発を行い、実行に移すチャレンジしているのはビジネスパーソンたちであるという事実は、彼らこそこの分野の教授陣として相応しいことを示しています。現在、多くの教授たちが、様々な先進的な研究開発と実践を院生と共に進めています。さらにゼミや研究室の枠を超えて、それぞれの専門を持つ教授たちと交流できる校風は、本大学院ならではのものです。

そして2013年、ICT(情報通信技術)の驚異的な発達と普及により、時間や場所を越えたデジタルコミュニケーションは今や日常となり、世界中でこの新たな環境に根ざした新しいサービスやビジネスが待ち望まれるようになりました。ネットにより世界はひとつのマーケットになりつつあります。国境を超えた新たなビジネスが生まれ拡大し続けることはもちろん、デジタルコミュニケーションを利用し、これまでは困難であった人類社会の問題についても解決が試みられなければなりません。

世界は、デジタルコミュニケーションを駆使するビジネスプロデューサーを求めているのです。みなさんが本大学院での学びから、新しい価値を生み出す産業を創造し、世界を舞台に活躍する人材となり、素晴らしい未来社会を築いていただけると信じています。

杉山知之

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デジタル技術とコンテンツで新しい産業や文化を創造する修士号

DCM(デジタルコンテンツマネジメント)修士

修了時に授与される学位は、世界でも類例のない「DCM(デジタルコンテンツマネジメント)修士」。ビジネス、クリエイティブ、ICT(Information&Communication Technology)の3分野を融合し、プロデュースする能力、つまりデジタル技術とコンテンツで新しい産業や文化を創造する能力を証明する学位です。また、海外では同ステージの学歴をイコールパートナーとみる概念が浸透しており、修士号は非常に重要視されます。グローバルを視野に入れて活躍することがもはや常識となりつつある今、この学位を取得することは、有効なライセンスを手に入れることと言えるでしょう。

プロフィール

杉山知之 デジタルハリウッド大学大学院学長/工学博士

1954年東京都生まれ。87年よりMITメディア・ラボ客員研究員として3年間活動。90年国際メディア研究財団・主任研究員、93年日本大学短期大学部専任講師を経て、94年10月デジタルハリウッド設立。2004年日本初の株式会社立「デジタルハリウッド大学大学院」を開学。翌年、「デジタルハリウッド大学」を開学し、現在、同大学の学長、及びデジタルハリウッド学校長を務めている。
デジタルラジオ ニュービジネス フォーラム代表、福岡コンテンツ産業拠点推進会議会長を務め、また「新日本様式」協議会、CG-ARTS協会、デジタルコンテンツ協会など多くの委員を歴任。99年度デジタルメディア協会AMDアワード・功労賞受賞。
著書は『クール・ジャパン 世界が買いたがる日本』(祥伝社)、『クリエイター・スピリットとは何か?』(ちくまプリマー新書)ほか。


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