産学官連携の取り組み

産学官連携センター

「産学官連携センター」は産学官連携による共同研究のコーディネート、ICT人材育成に関する産業界・自治体への企画提案、産学官連携に関する情報発信・情報交流等を実施する部門として、平成21年2月に設立しました。当センターでは、これまでデジタルハリウッドがスクール事業・大学・大学院事業で培ったノウハウとネットワークを駆使し、本学の教育研究活動で創出した研究シーズと社会ニーズのマッチングを図るとともに、民間企業・自治体との共同研究等を通じた研究成果の社会還元、新産業の創出及び地域産業の活性化を推進していきたいと考えています。

ヴィジョン

大学の建学の精神である「知を表現し他者に伝えることができる人間が持つ特徴的な能力を、さらに進歩させうる」場所を実現し、研究者と産業界を連携し、知の創造である高度なイノベーションを加速し促進することを通じて、人類の危機に立ち向かい繁栄を確かなものとし続ける。

取り組み事例

YOHJI YAMAMOTO|LUMIX DC-GH5 実証プロジェクト

「YOHJI YAMAMOTO」の協力の元、パナソニック株式会社との産学連携により、「YOHJI YAMAMOTO」2017-18年秋冬パリコレクションにおいて最先端のミラーレス一眼カメラを活用した4K60pマルチカム収録を行い、同時にインターネットを通じ世界にリアルタイム配信する実証プロジェクトを実施。(2016年度) 
関連情報:https://gs.dhw.ac.jp/news/2017-03-23/

三越伊勢丹|デジタルプロモーション

修了生・杉山知之研究室研究員のヒラタモトヨシ氏(モード・ファクトリー・ドット・コム)を中心に、イタリアで開催される世界最大のメンズファッションイベント「PITTI IMAGINE UOMO」の様子をヴァーティカル4K・VR・バイノーラルサウンドなどの先端デジタル手法で収録。制作した映像コンテンツを、ISETAN MEN’S(伊勢丹新宿本店メンズ館)にて98インチ縦型4Kデジタルサイネージ(2015年度)、VRコンテンツ、アクリルの反射を活用した未来型インタラクションサイネージ(2016年度)などで展示。(2015年度~2016年度) 
関連情報:http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000266.000008372.html

STRAMD(ストラムド)|連携運営

デザイン思考を基本にNTT、ブリヂストン、TORAY、伊藤忠 等100社を越えるブランド・事業戦略を手掛け、多くの成功事例を築いてきた中西元男氏が主宰する、ニュー・ビジネススクール《STRAMD/戦略経営デザイン》を連携運営。学長の杉山知之も基幹講師として登壇し「ICT 特論:メディアの歴史と未来」を担当している。(2014年度~現在は終了)
関連サイト:http://www.stramd.asia/

サイバーエージェント|カリキュラム開発

本多忠房教授(電通CDC)監修により、株式会社サイバーエージェントのクリエイティブ・テクノロジー局とクリエイティブ系科目の再編を実施。 デジタル全盛時代に突入しコミュニケーションのルールが変わることを大前提にできる、デジタルセントリックな思考による講義を、インターネット広告事業本部クリエイティブ・テクノロジー局の二宮功太局長をはじめ、各科目の内容に関する第一線スペシャリストを迎えて実施。(2015年度~2021年度現在)
関連情報:https://gs.dhw.ac.jp/news/2016-01-25/

東急百貨店 |インスタレーション制作

本学のプロデュースにより、東急百貨店の銀座5丁目の新店舗「HINKA RINKA」(東急プラザ銀座内)のオープンに合わせて、品格と凛とした心を併せ持つ女性像の象徴として、勝利の女神「サモトラケのニケ」をモチーフに制作したインスタレーションアートを3F-5Fのアイコンとして各階に設置。デジタル技術と新進クリエイターとのコラボレーションにより、「サモトラケのニケ」女神像をモチーフにしたインスタレーション作品(3点)を制作した。院生の浅田真理氏がクリエイティブディレクターを務め、クリエイティブとテクノロジーの融合による新たな空間づくりをプロデュースした。このインスタレーションアートは、東急プラザ銀座のエレベーターホールにほど近いエントランスに常設されている。多くの人が行き交う重要な地点であり、アイキャッチになる位置に印象的な彫像を置くことで、ストアコンセプトおよびフロアの世界観を訴求する象徴となることを企図した。(2016年度~現在は終了)
関連情報:https://gs.dhw.ac.jp/news/2016-03-31/

パナソニック |共同研究

パナソニック株式会社と「ファッション×4K映像表現:GH4活用実証実験プロジェクト」を推進。産業界の最先端の製品を活用したコンテンツ制作や表現手法の実験を通して、開発現場にコンテンツ研究の声をフィードバックするとともに、次世代の人材育成に役立てることを目的に実施。修了生・杉山知之研究室研究員のヒラタモトヨシ氏(モード・ファクトリー・ドット・コム)を中心に、パナソニックが2014年4月、世界で初めてグローバル市場に導入をした、4K動画記録が可能なミラーレス一眼カメラ「LUMIX DMC-GH4」を活用した研究や、パリコレをはじめとするファッションイベント撮影、4Kショートフィルム制作、ハイクオリティライブストリーミング配信などの実証実験を行った。(2014年度~2015年度)
関連情報:https://gs.dhw.ac.jp/news/2014-06-23/

データエクスチェンジコンソーシアム|協同運営

データセクション株式会社と株式会社デジタルインテリジェンスが設立した、企業や公共組織の保有するビッグデータの先進的な利活用を目的として、企業間でのデータ共有について実践的に情報交換と研究を行う「データエクスチェンジ・コンソーシアム」に特別協賛および運営パートナーとして参加。コンソーシアムの理事長に就任した本学の教授である橋本大也氏を中心に、情報のビジュアライゼーションやコンテンツ分析における研究及び会場の提供で協力。(2014年度~2016年度)

Makuake|実装支援

株式会社サイバーエージェント・クラウドファンディングが運営するクラウドファンディングプラットフォーム「Makuake(マクアケ)」と連携し、「アイデア実現支援プロジェクト」を実施。IoTなどのものづくりを中心に、本学のカリキュラムと、Makuakeの支援機能を組み合わせ、次々とプロトタイプが生み出される環境を作り出すための実装支援を行っている。最大100万円のプロトタイプ開発費用を助成や、本学教員とMakuakeによるメンタリング、プロモーション支援、デジタルハリウッド「つくるFactory」のプロクリエイターによる動画制作などを実施。本プロジェクトに採択された神成大樹氏は修了課題制作にて、「左手デバイスO2 イラストレーターの仕事革命」を発表。特許出願および会社設立に至り、量産化を準備する段階に到達した。(2014年度~2016年度)
関連情報:https://gs.dhw.ac.jp/news/2015-02-06/

千代田区|Web広報映像制作

平成26年度の千代田区ウェブ配信用の映像広報コンテンツの企画・制作を実施。修了生がプロデュースするチームで、大人から子供までわかりやすく千代田区の情報を伝えることを目的として、千代田区政の課題、区の政策・施策の概要や事業の成果等をはじめ、イベントや四季折々の風景、文化財などの関係資源を映像化し、エンタテインメントなデジタルコンテンツとして配信。プロデュース、企画・演出、出演から、コンテンツのデザイン、キャラクターの開発、3Dモデリングまで、デジタルハリウッド大学大学院のビジネスプロデューサーとクリエイターが中心となって推進した。(2014年度)
関連情報:https://gs.dhw.ac.jp/news/2014-06-26/

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研究領域:メディアサイエンス研究所