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カリキュラムを再編し、ビジネスプランとプロトタイプ開発を強化

2019年度よりカリキュラムを再編し、
ビジネスプランとプロトタイプ開発を強化

創発的学究領域[SEAD]
Science/Engineering/Art/Design

 

4つの要素が相互作用する専門科目の学びを通じて、
自らの使命となるテーマを探求し、社会実装する人材を育成

2019年度より、デジタルハリウッド大学院デジタルコンテンツ研究科のカリキュラムをリニューアルいたします。不確実の未来において新たな価値を創造し、世界を幸せにすることができる人材を育成する。アートとサイエンスの力を身につけ、デザインとエンジニアリングの手法を獲得しながら、それら4つの要素が創発する学究領域[SEAD]の学びを通じて、みずからの使命となるテーマを探求し、社会実装する2020年代のための新カリキュラムとなります。

新カリキュラム概要

専門科目「SEAD」

SEAD(Science/Engineering/Art/Design-人文系・芸術系・理工系の学識・技術・能力が相互作用する創発的学究領域)の概念により編成する。

① 基礎・理論/人間の営みによる複雑な文化性を理解するための学識
1)Art: 審美眼と発想力を養う
2)Science: 理論思考と調査研究のための基礎力を養う

② 応用・実践/新たな時代に求められる社会実装を行うための力
3)Design: 課題解決と意思伝達のための思考法や手法を習得する
4)Engineering: 工学的技術の進化と可能性を理解し、その活用法を習得する

③ 研究実践科目
・アジャイルディベロップメントラボ
・アニメラボ
・イーテックビジュアライズラボ
・エフェクティブラーニングラボ
・キャラクタービジネスラボ
・クリエイティブインダストリーラボ
・ゲームラボ
・現実科学ラボ
・コミュニケーションデザインラボ
・コンテンツ情報処理ラボ
・ストーリーマーケティングラボ
・テクノロジーカルチャーラボ
・デザインビジネス開発ラボ
・デジタルヘルスラボ
・ビジネスロジックラボ
・ヒットコンテンツラボ
・ファッションテックラボ
・メディアコミュニケーションラボ
・3DCG表現ラボ

④ 修了課題/専任教員と複数のアドバイス教員による指導
研究成果の集大成として、クリエイティビティを発揮しデジタルテクノロジーを活用したビジネスプランおよびコンテンツ、論文、共同研究報告書、または作品を作成し、修了課題として仕上げ提出する。主査となる教員の他に、アドバイス教員を置き、ビジネス、クリエイティビティ、デジタルテクノロジーの総合的な視点から指導を行う。

2018年度の成果発表会「デジコレ9」はこちら→
https://gs.dhw.ac.jp/exhibition/2018/

カリキュラム再編の背景と目的

2004年に開設されたデジタルコンテンツ研究科は、最初期に「ゼネラルプロデューサープログラム」と「コンテンツディレクタープログラム」という2つのプログラムで教育研究を開始しました。日本初の株式会社によるデジタルコンテンツ専門の大学院として、最前線の実務家による知見を集合しながら、インターネットを中心とするテクノロジーの実践研究を行い、「Web2.0」や「放送と通信の融合」といった発展とともに、高度人材育成の基盤を固めていきました。

そして5年後の2009年にはデジタルコンテンツ領域に精通し、社会や産業のさらなる発展に寄与できる人材像として「ビジネス」「クリエイティブ」「ICT」の3つの要素を融合する「BCI」のコンセプトを提唱し、それを育成輩出するカリキュラムの構造として、これを実装しました。このカリキュラムの運営と産学協同の様々な取り組みにより、成果発表会が「強み」「特色」として認証評価機関に高く評価され、経産省調査による学発ベンチャーで私学2位の実績を上げるなど、新たな価値を生み出してきました。2016年頃から各方面で「ビジネス」「技術」「クリエイティブ」の三要素を持つBTC人材の必要性が叫ばれるようになってきましたが、本学の取り組みは、その先駆けであり、世の中で求められるイノベーション人材輩出のための先進的カリキュラムであったと言えるでしょう。

そして、このBCIをコンセプトとしたカリキュラム再編からの10年間で蓄積された知見を整理し、今後の展望を2030年という「半歩先の未来」に合わせて、より強力に社会実装としてのビジネス開発を行うための検討を重ねてきました。「研究科の教育研究目的」および「3つのポリシー(アドミッション・ポリシー、ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシー)」の策定を経て、この度、創発的学究領域[SEAD]の学びを中心として、デジタルコンテンツ領域の学術の理論と実務を架橋するカリキュラムとして再度設計をし、発表へと至りました。不確実の未来において新たな価値を創造し、世界を幸せにすることができる人材を育成する。アートとサイエンスの力を身につけ、デザインとエンジニアリングの手法を獲得しながら、それら4つの要素が創発する学究領域[SEAD(Science/Engineering/Art/Design) ]の学びを通じて、自らの使命となるテーマを探求し、社会実装する2020年代のための新カリキュラムとなります。

2019年度からの「研究科の教育目的」と「3つのポリシー」

研究科の教育研究目的

デジタルコンテンツ研究科は、SEAD(※)の理論と実務を架橋する高度専門教育を行い、人類社会がより豊かで持続的に発展していくための社会実装を行うことができる能力を備えた人材を養成することを目的とする。

※SEAD:Science/Engineering/Art/Design-人文系・芸術系・理工系の学識・技術・能力が相互作用する創発的学究領域

アドミッション・ポリシー

デジタルコンテンツ研究科では、以下のような人材を募集する。
1.ビジネス、クリエイティビティ、デジタルテクノロジーまたはそれに関連する分野において、実務経験を積んでいる。あるいは、基盤となる教育(学士相当)を修めている者。
2.デジタルコミュニケーションを基盤として、新しい産業や文化を創造する意志と意欲を持つ者。
3.「すべてをエンタテインメントにせよ!(Entertainment. It's everything.)」という校是に共感し、課題解決のために主体的に学修し、積極的に活動する意志と意欲を持つ者。

 

ディプロマ・ポリシー

本大学院では、複雑化し予測が困難になりつつある人類社会において、「すべてをエンタテインメントにせよ!(Entertainment. It's everything.)」という校是を掲げている。本大学院の学生は、この校是を理解した上で、自らの探求により課題を設定し、クリエイティビティの発揮とデジタルテクノロジーの活用により、コンテンツならびにビジネスのマネジメントを修得する。これを通じて、新たな産業や文化を創造し、人類社会がより豊かで持続的に発展していくために必要な社会実装ができる人材を目指すことが求められる。

この目標の達成のためには、既存の専門分野ごとの学問領域を越境し、その総合性を涵養する新時代の学問的ルネサンスを起こすことが重要であり、アートやサイエンスなど人間の営みによる複雑な文化性を理解し洞察を得るための学識と、テクノロジーの進化によって可能となる新たな時代に求められる社会実装を行うためのエンジニアリングやデザインの力を総合した、SEAD(Science/Engineering/Art/Design-人文系・芸術系・理工系の学識・技術・能力が相互作用する創発的学究領域)の修得こそが必要不可欠であるといえる。

以上を踏まえ、学位授与の方針を以下に示す。

・理論と基礎としての「Art」「Science」と、実践と応用としての「Engineering」「Design」の4つの要素を総合した創発的学究領域であるSEADの学識・技術・能力を修得し、理論と実務を架橋できること。

・人類社会が共通に求める目標(※)を目指して、人が人らしく生きるための文化・社会をつくることに貢献する意思をもち、自らが解決すべき課題を探求・設定できること。 ※参考例 SDGs /2015年9月の国連総会で採択された行動指針 (『我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ』)等

・課題解決のための独自のアイデアや計画を、クリエイティビィティとデジタルテクノロジーを活かしたコンテンツやビジネスとして、社会に発信・提案できること。 または、調査・実証や、メディアそのものとして表現する等の方法でこれを実現できること。

これらを満たすように設計されたカリキュラムを、本学大学院学則に定める期間在学し、所定の授業科目を履修して34単位以上を修得することにより、高度な専門的職業人に必要な理論と実務の両面にわたる学識・技術・能力を備えた者に、デジタルコンテンツマネジメント修士(専門職)を授与する。

カリキュラム・ポリシー

本研究科は、修了認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)に基づき、教育課程の編成と実施においては以下を方針とする。

具体的な指導の仕組みと科目・教員の配置については、教職員で構成する専門委員会の協議により毎年度見直しを行う。

【1】教育課程 編成方針

本研究科のカリキュラムは、SEAD(Science/Engineering/Art/Design-人文系・芸術系・理工系の学識・技術・能力が相互作用する創発的学究領域)の概念により体系化された「専門科目」を中心に、課題を探求・設定しコンテンツやビジネスとして社会に発信・提案する力を養う「研究実践科目(ラボ)」を配置している。そして、これらの科目群で修得した学識・技術・能力などが「修了課題」として最終のアウトプットに収斂するよう編成している。

1.専門科目(SEAD)

SEAD(Science/Engineering/Art/Design-人文系・芸術系・理工系の学識・技術・能力が相互作用する創発的学究領域)の概念により編成する。

① 基礎・理論/人間の営みによる複雑な文化性を理解するための学識
1)Art: 審美眼と発想力を養う
2)Science: 理論思考と調査研究のための基礎力を養う

② 応用・実践/新たな時代に求められる社会実装を行うための力
3)Design: 課題解決と意思伝達のための思考法や手法を習得する
4)Engineering: 工学的技術の進化と可能性を理解し、その活用法を習得する

2.研究実践科目(ラボ)

担当教員が専門とする領域のもとで設定されたテーマやプロジェクトに、ゼミ形式で実践的に取り組む。

3.修了課題

研究成果の集大成として、クリエイティビティを発揮しデジタルテクノロジーを活用したビジネスプランおよびコンテンツ、論文、共同研究報告書、または作品を作成し、修了課題として仕上げ提出する。主査となる教員の他に、アドバイス教員を置き、ビジネス、クリエイティビティ、デジタルテクノロジーの総合的な視点から指導を行う。

4.産学官連携による研究推進

企業・自治体等との連携により、拡張的な実践経験を培う特別プログラムを実施する。また、外部からの要請または本学からの提案により、本学の産学官連携センターがコーディネイトを行い、受託研究や共同研究を行う。

【2】教育課程 実施方針

1.実務家教員の配置

自身のビジネス展開のなかで培った経験や、産業界の実態と課題を捉える鋭い感覚を持つ実務家教員を主に配置している。

2.クォーター制の採用

様々なテーマで学ぶための科目の配置の柔軟性、社会人院生の履修計画の利便性の向上等を目的とし、1年を4学期に区分している。院生は、例えば所属企業の繁忙期を避けて当該クォーターの履修科目数を調整できる。また、産業界で活躍する実務家教員も大学院における指導を集中的に行うことができる。

3.FS(フィードバックシート)の実施

教員の指導の質向上や、院生の能動的な講義参加を促進するため、院生は毎回の講義後にFS(フィードバックシート)を提出する。教員はFSを確認することで学生の理解度などを把握することができ、そこに記載された質問や要望については、翌週の講義にて回答や反映をしてゆく。本学ではこのFSによるコミュニケーションを徹底するため、講義の出欠席をFSの提出の有無によって管理している。

4.修了課題制作の段階的指導

修了課題制作は入学直後に開催される「新入生合宿」にはじまり、学事を軸として段階的に指導を行う。研究テーマについて教員・院生等からフィードバックを得る発表会や、専任教員の指導方針と研究テーマ案のすり合わせを行う「指導教員マッチング」などを経て2年次の履修登録までに指導教員を決定する。指導教員の専門領域以外からも指導・助言を得る機会として「研究テーマ相談会」を行い、研究設計を精査していく。その後、登録内容の審査と進捗報告を行う「中間発表」を経て、「最終発表」へ至る(参照:下図「修了課題制作の流れ」)。また、教職員は院生の指導履歴を共有し、複数の領域の教員による越境的な指導と、職員による個別最適化された支援を行う。

5.成果発表会の実施

年度末に、合格した修了課題制作の中で優秀なものの発表、および研究実践科目(ラボ)の年間活動発表等を行う成果発表会を実施する。産学官の各方面から聴衆を募り、研究成果とのマッチングを行う。また、修了生や有識者の講演、ステージ演出等によるエンタテインメント性を重視する。年間の学事の集約点であり、本学での研究成果のゴールとして設定することで期限までに成果を出す文化・環境、挑戦する姿勢を醸成する重要な装置の一つとして教職員で構成する実行委員会が企画・運営を行う。

6.実装支援

修了課題制作や本学が促進するテーマでのプロジェクトについて、計画やデモに留まらず実装する意義があると強く認められるものについては、学内でのコンペティションを経て、開発費などを助成する実装支援を行う。


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