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アイデア実現支援プロジェクト成果報告会レポート

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「DHGS✕Makuake アイデア実現支援プロジェクト成果報告&新デバイス『O2』開発版体験会」開催

Makuake Incubation Studio クリエイティブディレクター 北原成憲氏、最新型入力デバイス『O2』開発 神成大樹修了生が登壇

デジタルハリウッド大学大学院は、株式会社マクアケが運営するクラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」と連携し、2015年度より「アイデア実現支援プロジェクト」に取り組んできました。

現在、「アイデア実現支援プロジェクト」により誕生した学発ベンチャーが、クリエイター向け最新型入力デバイス『O2』を開発し、Makuakeにてクラウドファンディングを行っています。現在、既に目標額の約700%を集めており、プロのクリエイターを中心に大きな関心を集めています。

本学発ベンチャー、クリエイター向け最新デバイス発売

先日、本プロジェクトの成果報告を通じてこれからの新規事業開発とプロトタイピングについて考えるイベントを開催いたしました。 プロジェクトのアドバイザーとしてデジタルハリウッド大学院生への助言等を行っていただいたMakuake Incubation Studio クリエイティブディレクターの北原成憲氏(株式会社マクアケ)と、学発ベンチャーを設立し、クリエイターの作業を革新する最新型入力デバイス『O2』を開発・販売する神成大樹氏(株式会社BRAIN MAGIC/デジタルハリウッド大学大学院 修了生)が登壇し、「学発ベンチャー✕クラウドファンディングで実現する新規事業開発」について考えるパネルディスカッションを行いました。

 

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神成大樹氏のコメント

 

「自分自身がイラストを描く中で、ショートカットキーの入力で集中力を削がれてしまう事があり悩んでいた。そんな中、大学院の講義でarduinoを用いた簡単なIoTデバイスを作成した事がきっかけとなり、自分をはじめとするクリエイターの悩みを解決する為のデバイス作成を始めた。誰に相談しても無理だとは言われず、実現の為に真剣に相談に乗ってくれた。

 従来のコマンダーはスイッチ式、つまりオン/オフしか出来ず、連打が必要となるが、クリエイターが求めているのは連続的な入力であり『いかに小型で連続的な入力を可能とするデバイスを作成するか』が鍵と感じた。『O2』は、今までの入力機器では実現出来なかった数のショートカットキーを割り振れることを目指し、傾けつつ回すといった操作によってキーボードでの入力より遙かに効率的な入力を可能とした。

 イラストレーターがやりたい事は、『絵を集中して描きたい事』。そのためにO2を開発していたが、想定していなかった様々な業界から使ってみたいというお声がけをいただいている。

 O2は純粋なハードウェア端末として開発してきたが、現在はその次の段階に移行しようとしている。母校のトイレはいつも電気が点いていると思っていたが、実際は廊下に人感センサーが付いていた。技術はそもそも気付かれる必要は無い。必要な時に必要なものを提供する事が出来れば良い。

 クリエイターの机からややこしいデバイスをなくし、欲しい時に欲しい物を提供できるよう今後も開発を続けてゆく。」


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北原成憲氏のコメント

 

「まず、今の日本は面白い。19兆円という世界3位の研究開発費を投じており、世界で最もクリエイティブな国という評価もいただいている。100年企業も多く、歴史ある伝統技術もある。にも関わらず、GDPは世界から取り残されている。このギャップが大きいからこそ、日本は大きな伸びしろを持っていると思う。その中で、クラウドファンディングがどのような役割を持つべきかを常に考えている。Makuakeでは毎月約100件、累計3000件の新製品が発表されている。大企業が社内ベンチャー的な活動で活用してくださる事も多い。

 活用の理由として、新製品を量産前に予約販売することが可能な為、Makuakeで発表、消費者からの反響が大きければ量産化を検討する事が可能な事、市場反応を定量的、定性的に分析する事が可能な事、Makuakeでの販売実績が、事業化への判断材料となる事等が挙げられる。

 机上ではなく、実践することで始めて会得出来るスキル等が、事業として成功するための最初の弾み車として作用すると思う。

 ただ、クラウドファンディングでの成功は0→1に過ぎず、これをいかに1→10、10→100にしていくかが重要。商品や技術の戦略的ブランディングおいて、いきなりのBtoB領域はハードルが高い。そこでMakuakeを通したBtoC領域でユーザー、メディアの支持による実績を作り、その実績をもとにBtoB領域に効率的に進出する事を目指していただければと思う。これをクラウドファンディング段階でゆるやかに想定しておく事で、クラウドファンディングでの成功の先、つまり事業としていかに成功出来るかにつながる。

 クラウドファンディングの成功のもとは「意思」。新しいものの価値を信じるのは自分自身しかいない。最も大事なのは、誰よりも自分自身がプロダクトのファンでありつづけ、なんとしてでも欲しいと思える物をつくる事。その情熱があれば、いずれ仲間やアンバサダーが増え、電池切れしにくくなる。」

 

 

登壇者紹介

プロフィール

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北原成憲(きたはら・まさのり)氏

株式会社マクアケ

Makuake Incubation Studio クリエイティブディレクター

福岡県久留米市で60年以上続く板金加工工場の息子として生まれる。サイバーエージェント・インターネット広告事業本部にてデジタルを基軸に置いた大企業の広告戦略立案やコンテンツプランニングを担当した後、2015年にMakuakeに加入。「Makuake Incubation& Studio(MIS)」を立ち上げ、シャープ「TEKION LAB」をはじめとする、大企業の新商品企画立案や新規事業創出のための仕組みづくりを推進している。MIS・シャープ「TEKION LAB」・石井酒造による三社協業プロジェクト「雪どけ酒・冬単衣」にて、2017年度グッドデザイン賞を受賞。

 

登壇者紹介

プロフィール

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神成大樹(かんなり・だいき)氏

株式会社BRAIN MAGIC CEO

株式会社B.C.Members 取締役

1989年3月11日生まれ。デジタルハリウッド大学院卒、デジタルコンテンツマネジメント修士。学生時代よりイラストレーター、デザイナーとしての活動を開始。2012年ソーシャルゲームのイラスト、UI等周辺デザインを主な事業内容とする株式会社B.C.Membersの創業に参加。取締役に就任。その後ソーシャルゲームブームの波に乗りイラストレーター、アートディレクターとして職務に従事する傍ら、社会人大学院生としてデジタルハリウッド大学院に通い始める。これをきっかけに、予てより構想のみ存在したクリエイター特化型の入力機器の研究開発をスタート、2016年に同研究とビジネスモデルを持って株式会社BRAIN MAGICを創設。現在同製品を中心に様々なクリエイター向けソリューションを構想中。

 


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