2024年2月24日、デジタルハリウッド大学大学院(DHGS)の成果を幅広く発信するための成果発表会「NEIGHBORS. DHGS the DAY」が開催された。過去2年間はコロナ禍により完全オンラインで実施されていたが、今回はデジタルハリウッド大学駿河台ホールを会場としての実施となった。

杉山知之学長は「高度情報民藝運動」のステートメントのなかで、地産地消に近いデジタル技術による新しい民藝を求めている。これは、「近くにいる人たちと幸せに暮らしていきたい。人々がもっと余裕を持って深みのある人生を送れるように。」という願いが込められている。この思想に基づき、2022年度に入学した19期生には「NEIGHBORS(近くにいるものたち)」という愛称がつけられ、今回のイベントのテーマとなった。

19期生を中心とした登壇者たちは、デジタルハリウッド大学大学院で得た成果とそれぞれの思いの集大成として修了課題プレゼンテーションを行った。

※サムネイルをクリックすると動画をご覧いただけます。

  • ”日本アゲ活動”をしたい。 よっしゃ。
    スタートアップを盛り上げよう。

  • 伝統的なスポーツ概念を打ち破る

  • 情報過多-クソツイ=スッキリ

  • リアルでも、バーチャルでももっと雑談しましょう。

  • 現実の境界はもっと曖昧になれる。
    世界の分離はもっと溶かすことができる。

  • デジタル時代の医療と宗教について考察し、
    研究的立場から生成系AIを利用して
    宗教基盤を構築してみました。

  • 私は皆さんの健康のために栄養革命を行います。

  • これまで見過ごされてきたものを使えば
    救える命があるかもしれない。

  • パノラマ動画は主観的で自由な世界です。

MVP 遠藤 奈々(左)
ベストプレゼンテーションアワード 當間 麗(右)

楽しかったです。

2年くらい前に、今日成果発表をしたみなさんが入学してきました。毎年その世代の愛称を決めており、皆さんには”NEIGHBORS” 「近くにいるものたち」という名づけをしました。その時私が何を考えていたかというと、やはり「近くに誰がいるのか、誰と一緒にいるのか」がとても大切だな思っていて、そこから世代名を”NEIGHBORS.”「近くにいるものたち」としました。研究活動はひとりひとりのものだと思いますが、近くにいる人たち同士で、お互いに緩やかに視線を交換し合って研究を進めていく。そういうことが大学院という場所の真の価値を決めているのではないかと思っています。今日の成果発表を受けて、この2年間、それが上手くいっていたかの判断はみなさんに委ねますが、これからも、緩やかに、近くにいるものたちとして過ごしていければと思っています。

今日、皆さんは巣立ちの時を迎えたわけですが、遠くにいても近くにいる。これからもそう過ごしていただければと思います。