インタビュー

エンタテインメントの力で農業の未来を切り拓く

「トラクター×男前」、略して「トラ男」。「農家の後継者不足が深刻化している、地元秋田の未来をつくりたい」という想いから、5期生の武田さんが立ち上げたビジネスです。ソーシャルメディアを活用して若手農家と消費者を結び、秋田米を直接購入できるユニークな仕組みが注目を集め、NHK「クローズアップ現代」、雑誌「ソトコト」など、メディアにも数多く取り上げられています。

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このプロジェクトは、実は在学中に修了課題として取り組んだものをそのままビジネス化したものです。武田さんは大学院でどのような経験を積み、「トラ男」を誕生させたのでしょうか?

-農業活性化に向けて挑戦を続ける武田さんですが、ご自身の強みは何だと思いますか?

pht_vol01_01.jpg"プレゼン力"だと思っています。大学院の授業では、異業種の幅広い世代の方とともに議論をしたり、プレゼンを通じて説得したりする場面が多くありました。

仕事も年齢も国籍も全く異なる人々の集まりなので、「どうしたら理解してもらえるのか?」と常に考えていました。言葉や見せ方の一つ一つを工夫していく中で、プレゼンが得意になっていきました。この授業内の経験は、今でも自分のビジネスプランを伝える時に役立っています。

実は、もともと人見知りであがり症だったんです。大学院で色々な人々に"武田は何者か"を繰り返し発信していく中で、コミュニケーション力が身についたのだと思います。

-特に印象深かった授業はありますか?

たくさんあります!もともと無かった知識なので、全てが刺激的でした。例えば「プロデューサーのためのストーリー演習」では、人の心を動かすための流れの作り方を学びました。今はお米を売るという仕事をしていますが、このストーリーマーケティングの考え方は商品開発や販売方法に生かされています。

この他にも、「ヒットコンテンツ事例研究」や「インターネットマーケティング」などの授業を通じて、アイデアの作り方を学びました。今、農業とITをつなげたビジネスを展開していますが、このように既存のものを組み合わせて新しいサービスの作る手法は大学院で得たものですね。"つなげる力"を学んだのだと思います。

-起業したきっかけは何だったのですか?

pht_vol01_02.jpg入学当初は、起業を目指していたわけではありませんでした。ディレクターとして就職し、コンテンツを創りたいと考えていたのですが、実際に自分でビジネスを創っていく授業が多かったので、その中で「自分でもやってみたい」と考えるようになりました。

また、院生との出会いも大きかったですね。皆さん個性的で、インパクトありすぎでした。社長の方々の話は普通の暮らしをしていたら絶対に聞けない貴重なものでしたし、広告代理店の先輩は発想が本当に面白くて衝撃的でした。よく一緒にものを創りましたし、今でも仲良くさせていただいています。

そういった中で、「せっかく自分のビジネスを創るなら好きな場所でやりがいのあることをやりたい」と思い、故郷の秋田に貢献できるプロジェクトを始めることを決めました。

-武田さんにとって、デジタルハリウッド大学院はどんな場所ですか?

本当の意味での"エンタテインメント"を学べるのはここしかない、と思っています。単純にコンテンツを作ることではなく、暗い気持ちの人を元気づけることや、既存の社会問題へ生かすことができて初めて、エンタテインメントと呼べるのではないでしょうか。

デジタルハリウッド大学院に来なかったら、こんな仕事はしていなかったでしょうね。「すべてをエンタテインメントにせよ!」という杉山学長の言葉を体現できるよう、これからも挑戦を続けていきたいです。



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