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【開催報告】2012年度デジタルハリウッド大学院新入生合宿「FGC」を開催しました

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2012年4月21日及び22日に、2012年度デジタルハリウッド大学院新入生合宿「FGC」を開催いたしました。

FGCとはFusion Gate Campの略で、本大学院のテーマである「融合」の必要性や、他者との「共創」を、新入生が体感する合宿です。

目的として、以下の3点を掲げています。

1) ビジネス、クリエイティビティ、ICTの3領域融合の必要性を理解すること
2) 修了時のゴールイメージを明確にすること
3) 異分野の人と必ず何かアウトプットを創造すること

1日目

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初日は13時よりスタート。今回の合宿全体の進行を担当する佐藤昌宏教授よりイントロダクションやアイスブレイクのワークがあり、続いて杉山学長から新入生へのブリーフセミナーがありました。

その後いよいよ合宿は本番に突入、今年度は本多忠房准教授監修によるプログラムを2日がかりで取り組みます。本多准教授からのオーダーは「人を動かし、世界を変えるような、何かを生み出す」ことでした。

参加者は約5名ずつのチームに分かれ、全10チームが明日の午後のプレゼンに向けて「人を動かし、世界を変えるような、何かを生み出す」アイデアをまとめることとなりました。

各チームは社会人に加え、大学からそのまま進学した学生や留学生という多様な属性で構成されています。プロジェクト全体のリーダーシップは社会人が主体となるチームが多い一方、アイデアに対する技術的な裏付けを確認する役割や、デザインを施す部分では若い学生が活躍しており、またそこに留学生の海外視点でのブラッシュアップが入るなど、まるでリーンスタートアップのようなスタイルで、各チームがワークに臨みました。

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まずは、チーム名とそれぞれの役割を決めるところからスタート。チーム1つがスタートアップの会社という設定であるため、それぞれCEO, CMO, CFO, CTO, CCOのいずれかに就任します。そして「変えたい/変えなければならない世界の現状は何か?」という課題について話し合い、それに対するアイデア出しとコンセプト作りを行いました。

年齢、国籍、趣味、社会経験など、多様なバックグラウンドを持つメンバーが、白熱した議論を繰り広げていきます。中にはコミュニケーションの難しさから議論に行き詰るチームもありましたが、大学院2年生と修了生のTA(ティーチングアシスタント)が各テーブルを回り、話の流れを整理したり、突破口となるヒントを提示したりしながら、進行をアシストしておりました。

 

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夕食後は、中間発表です。アイデアとコンセプトについて、チーム代表がプレゼンを行い、そこに対して本多准教授と佐藤教授がアドバイスを行いました。「近くにいる人の趣味や属性を読み取り、新しい出会いを作るアプリ」や、「ソーシャルゲームを活用して雇用問題を解決するビジネス」など、人とのつながりを促進する発表が多く見られました。

本質的な矛盾点を指摘されたり、打開へのアドバイスを受けたりした院生たちのモチベーションはさらに上がり、ブラッシュアップのため日付が変わっても各チームの議論は続きました。

 

 

2日目

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2日目の朝は、佐藤教授によるコミュニケーションエキササイズから始まりました。2人1組になり、目を閉じた状態でワークを行います。他者との「共創」に必要なコミュニケーションの技術、また信頼関係構築の重要性を、原点に立ち返って体感しました。

そして、午後の事業プレゼンに向けてラストスパート。ビジネスのアイデア、コンセプトに加え、具体的な実施計画を最終的にまとめ上げていきます。2日間で出せる最高のアウトプットを目指し、各チームは発表時間直前まで準備に取り組みました。

 

 

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いよいよ、最終発表です。投資家に自分たちのビジネスプランをプレゼンするという設定で、自らの発表以外の時は院生自身が投資家として他チームの発表の審査を行いました。

ファッションをテーマとしたアプリや、健康管理サービス、外国人向け観光支援サービスなど、多様なコンセプトのビジネスプランが全10チームによって発表されました。若い学生の自由な発想と技術的な裏づけ、留学生のグローバルな視点、社会人のプロデュース力とビジネス視点がまさに融合し、イノベーティブなビジネスプランが続々と発表されていきました。

プレゼンテーション自体も創意工夫に富んでおり、PowerPointやKeynoteの資料はもちろん、漫画や演劇など、各チームの個性が光るクリエイティブな表現が多く見られました。 

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そしてついに、結果発表。参加者全員で相互採点を行った結果の合計得点で順位を決定します。その中から、教員賞、準優勝、優勝の3チームが全員の前で表彰されました。

教員賞には「仮想空間サービスを用いたビジネスプラン」、準優勝には「ゲーミフィケーションの概念をベースとしたビジネスプラン」、そして優勝には「タブレット端末を活用したビジネスプラン」が選出されました。

いずれも既存の社会構造を変え新たな価値を生み出す、ユニークかつ実現可能なアイデアとして評価を集めました。

 

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優勝チームには賞品として、本大学院修了生の武田昌大氏がプロデュースする「トラ男」ブランドのお米が贈呈されました。また本多准教授からは「中間発表の時に比べて格段に良くなった。今すぐに事業化できるプラン。ここからのスピードが大事。早速、営業活動を頑張ってください」と、メンバーにエールが贈られました。

そして参加した全員から一言ずつ感想を述べ、「大学までは一人でものを作ってきたが、誰かとともに何かを作り上げたのは初めてのことで、感動した」「めちゃくちゃ楽しかった。誰かとひと晩中、自分が本当に面白いと思えるものについて語り合えたのなんて、どれぐらいぶりだろう」など、それぞれが思いの丈を言葉にしていきました。

 

最後に、佐藤教授から「合宿が終わった後も、このチームでビジネスを続けたいですか?」という質問が投げられたところ、大半の院生の手が上がりました。合宿終了後も、チームメンバーで飲みに行く様子や、授業外の時間でミーティングを行う姿が多く見られ、今もなおビジネスプランはブラッシュアップされています。

まさに「融合」と「共創」を体感し、院生生活のスタートダッシュを切った9期生。これからのさらなる学びと出会いの中で、「人を動かし世界を変える何か」が、このメンバーの中から生み出されていくことを願っています。


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