東京国際アニメフェア2010シンポジウムに黒田順子教授がご登壇されました
2010年3月26日、東京ビッグサイト東京国際展示場にて開催された、東京国際アニメフェア2010シンポジウム「アジアのCG・アニメーション表現と人材育成」に、本大学院の黒田順子教授がご登壇されました。
ASIAGRAPH CGアートギャラリー事務局が主催となり開催された本シンポジウムでは、各国関係者による、アニメーション表現や人材育成に関する各自の活動報告と作品上映、将来的なアジア域内での協力連携について発表がありました。
パネラー
黒田順子(日本 デジタルハリウッド大学大学院 客員教授)
塩田周三(日本 ポリゴンピクチュアズ 代表取締役社長)
古川タク(日本 アニメーション作家、東京工芸大学 芸術学部 客員教授)
宮井あゆみ(日本 CG-ARTS協会 事務局長)
夏瑛(中国 浙江大学 コンテンツビジネス研究所 副所長)
チェ・ユジン(韓国 韓国インディーズ・アニメーション協会(KIAFA)事務局長/代理発表者:田中恵美)
司会
川村順一(宝塚造形芸術大学 メディアコンテンツ学部教授)
喜多見康(文京学院大学 経営学部准教授、ASIAGRAPH CG Art Gallery代表)
黒田教授による発表
まず、ASIAGRAPH優秀賞をとった、「テブラハ」のムービーで始まりました。
黒田教授は専門スクール デジタルハリウッドでの講師経験を活かし、現在デジタルハリウッド大学大学院で教鞭を執られています。特に専門スクールでは1年という短い期間でエッセンスが集約をされた授業をしなければならない為、オリジナルテキストを開発するなど独自の工夫をされてきました。その成果として1年間でクリエイターを育成することが可能となりました。
その後デジタルハリウッド大学大学院開講に伴い、4年間以上の時間を使って指導する可能性に挑戦されています。特に大学では全30回の講義でテキスト1300ページ渡る内容を網羅しています。1回の授業分は約40ページから70ページ程度となっています。バージョンアップにも対応できるよう、バインダー方式をとっていたり、書き込みができるスペースを設けている点も特徴です。
2年次以降は研究テーマを各自持たせるように指導されています。その際に、グループでの制作経験が役立つとのこと。それは自分が人よりなにが優れているのか、足りないのかを気づくことができるからだそうです。
実際に「テブラハ」のデザイン画やメイキングを交えて、分業体制についての解説をしてくださいました。
また、大学生の進路については、志望業界を明確にした上で、4年間大学で学んできたことをしっかりとポートフォリオやデモツールに落とし込むように指導されているそうです。
日本の各学校や協会の取り組みは勿論、海外の取り組みについての理解も促進されるような、素晴らしいシンポジウムでした。
プロフィール
黒田 順子(くろだ・じゅんこ)
デジタルハリウッド大学大学院 客員教授
デザイナー
女子美術大学芸術学部油絵専攻卒業後、渋谷区立代々木中学校美術科教諭に就任。同校退職後、フリーイラストレータとして活動を開始し、東京女子学院での美術講師も担当する。電通アドギャラリー主催の「気鋭のイラストレーター100人展」に2度出展他、作品展参加。東京ディズニーランド開園5周年記念イラストコンテストで手塚治虫氏よりグランプリ受賞、童画グランプリレモン画翠賞を受賞する他、コンテストへ参加。キャラクタデザインの仕事から2DCGの制作を開始し、MACでの制作からUNIXでの制作に移行し、横河ジョンソンコントロール開発本部にて、ビル管理システムの開発に参加、グラフィックユーザーインターフェイスのデザインを担当する。UNIX上でのCG制作に興味を持ち、3DCGによる制作を開始し、VSLにて「佐賀炎の博覧会」用モーションライドCG映像制作、IMJにてオンラインショッピングモール「ぷらら」の開発などに参加する。1996年4月よりデジタルハリウッド本科にて、PRISMS、ALIAS、MAYAの講師とテキスト制作を担当しており、ゲーム業界、CG映像業界に多数の卒業生がいる。
取材・原稿:熊谷有加















