業界別連続講座Twitterビジネスセミナー(全3回)を開催いたしました
デジタルハリウッド大学大学院では、ヒットコンテンツ研究室とアンビエントメディア研究室による「業界別Twitterビジネスセミナー」を、株式会社ヒットコンテンツ研究所と共催で全3回にわたり開催しました。各回共に150名近くに皆様にご参加いただきました。
第1回「音楽業界のTwitter活用法」 (2009年10月27日開催)
第2回 「タレントマネジメント業界のTwitter活用法」 (2009年11月19日開催)
第3回 「コンテンツ業界のTwitter活用法」 (2009年12月10日開催)
第3回のセミナー内容はこちらのUstreamより閲覧できます
各回とも第1部「Twitterとは何か」では、デジタルハリウッド大学院アンビエントメディア研究室 代表川井拓也教授が中心となって解説してくださいました。
Twitterとは何か?
速報性(文字によるライブカメラ、検索対象になるより早く情報が伝わる)
ブログやSNSの場合、記事を投稿してコメントをもらい、それに答えるまでに1日~5日ほどかかりますが、Twitterの場合自分が投稿するのに30秒、相手から返信が30秒、またそれに対する返信をするのに30秒…というように圧倒的にタイムラグが短い点が特徴です。このようにツイッターは僅かなスキマ時間で、投稿したりコメントがもらえるメディアであるといえます。Twitterは時間概念が大きくこれまでのメディアと違います。
「Twitterの情報の最小単位は140文字のつぶやきです。このようにツイッターは「今」という時間のみを楽しむために設計されたメディアなのです」と川井教授。
伝播性(面白い情報がバケツリレー式にダイナミックに伝わる)
Twitterにはとても大切なメディアの変化があります。
「先日、iPhoneのUstreamアプリが登場し衝撃を与えました。Twitterで文字を、ustreamで映像を、個人の手のから発信できるようになったのです。マスメディアだけではない個人メディアを、誰でも自由に立ち上げることが可能になったのです。Twitterは活版革命、情報革命そしてリアルタイム革命だといえます」
多様性(API公開による多種多様なアプリやサービスがある)
「iPhoneが売れているのは何故でしょうか?それはiPhoneがコミュニティへのパスポートだからです。世界中の開発者が作ったアプリが使えるプラットフォームだといえます。同じようにTwitterもAPI公開により、様々なサービスや便利なアプリが多数が公開されています。誰もが、各社がプロモーション用にアプリを開発することも可能になっているのです。実際に様々なアプリが登場しています」
川井教授は、本大学院の修了生である渡邉真氏(DCM修士)が経営される、KensaKプロジェクト株式会社が開発したTwitterを使ったQ&Aサービス「Quetter」や、Twitterを使ったレシピ共有サイト「Cookwitter」などをご紹介くださいました。
簡便性(フォローもリムーブも自由、ページ遷移もシンプル)
Twitterには「私がフォローしてる人」と「私をフォローしてる人」の2種類があります。Twitterでは互いにフォローすることもできますが、いつでも関係を解消(リムーブ)することができます。
「来る者は拒まず去る者は負わないという文化圏と言えます。この『多様性至上主義』とも言えるリベラルさがTwitter文化の特徴です」
Twitter活用のポイント
フレンドリーマーケティング
最後に川井教授は具体的に一般ユーザーと企業のつぶやきを比較されました。
「企業のつぶやきは通り一遍等で、面白みにかけるのは事実でしょう。プレスリリースをRSSでかましているだけでは駄目だということです。企業の担当者が楽しんで、パーソナリティのある人間としてつぶやかないとTwitterをやる意味は無いと言えます。例えるならラジオのパーソナリティのような立ち位置が求められます」
「毎日つぶやきを見ていることで親近感が湧いてくる。Twitter活用のキーはフレンドリーマーケティングにあると言えるでしょう」
業界別Twitterのビジネス・利用の可能性
第1部終了後の、第2部「業界別Twitterのビジネス・利用の可能性」ではデジタルハリウッド大学院ヒットコンテンツ研究室 代表吉田就彦教授が海外での事例紹介や日本におけるビジネスの可能性を注意点とともに解説してくださいました。各回とも多彩なゲストをお迎えして行われた事例紹介や解説は、参加者の皆様にとってとても有意義なものになりました。
講師プロフィール
吉田 就彦(よしだ・なりひこ)
デジタルハリウッド大学大学院 専任教授/
(株)ヒットコンテンツ研究所 代表取締役社長/(株)テイツー 取締役
キャニオンレコード(現〈株〉ポニーキャニオン)で、音楽・映像・マルチメディアの制作・宣伝業務に20年間従事。制作ディレクターや宣伝プロデューサーとして「チェッカーズ」「おニャン子クラブ」「中島みゆき」「だんご3兄弟」など数々のヒットを手がける。映画プロデューサーとして「教祖誕生」「KAMIKAZETAXI」なども制作。デジタルガレージに転職後、EC事業立ち上げ、コンテンツビジネスのコンサルティングなどを行う。現在は、ヒットコンテンツ研究所代表取締役社長としてコンテンツビジネスコンサルと人材教育を手がけている。
【著書】ヒット学―コンテンツ・ビジネスに学ぶ6つのヒット法則(ダイヤモンド社)
アイデアをカタチにする仕事術~ビジネス・プロデューサーの7つの能力(東洋経済新報社)
【ブログ】ヒットコンテンツブログ
川井 拓也(かわい・たくや)
デジタルハリウッド大学大学院 専任教授/(株)ヒマナイヌ 代表取締役社長
CM制作会社を経て2004年に「企画と編集」をテーマにしたヒマナイヌを設立。トヨタ、日産、ソフトバンクなどのミクシィ公認コミュニティ運営を担当し、「ミクシィ年賀状」ではTIAAグランプリを含む3部門で受賞。デジハリ大学院のアンビエントメディア研究室ではデジタルサイネージやロボットを研究中。文化庁メディア芸術祭入賞の「ライフスライス」「Howdy?」などアート活動でも知られ、近作にPOKENを使ったメディアキオスク「TwitterNews Stand」がある。twitterでは気付きの犬印(himanainu_kawai)で日々情報更新中。
【ブログ】himag http://www.himanainu.jp/himag/
【著書】ソーシャル・ネットワーキング・サービス縁(えん)の手帖[=共著](翔泳社)
SNSビジネス・ガイド Web2.0で変わる顧客マーケティングのルール[=共著](インプレスジャパン)
Twitter マーケティング 消費者との絆が深まるつぶやきのルール[=共著](インプレスジャパン)
取材・原稿:熊谷有加















