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「Webの未来が見える!今抑えるべきトレンドとは?
~変革を迫られるWebサイト、そしてWebマーケティング~」を開催しました

2009年12月5日に、株式会社サイバーエージェントのエグゼクティブコンサルタントであり、本大学院の客員教授である本多忠房氏による特別授業体験会「Webの未来が見える!今抑えるべきトレンドとは?~変革を迫られるWebサイト、そしてWebマーケティング~」を秋葉原メインキャンパスにて開催しました。

今、Webの世界で起きていること

「WEBの未来が見える!今抑えるべきトレンドとは?」特別授業体験会の様子

まず、本多教授はこの講義に込められた思いについてお話くださいました。

「消費者やWebを取り巻く環境は日々変化していることをしっかりと認識してください。その上で企業は消費者に対してどのようなコミュニケーションを行うべきなのか、Web業界に生きる者としてどのような対策を講じるべきなのかを考え、議論する材料を頭に入れてください。たった一つの正解のようなものは既に存在しません。しかし、大きなトレンドだけは抑えておかないと、大きく遠回りしてしまうことになります」

そして、会場の参加者の意識調査から講義は始まりました。mixi、mixiアプリ、twitter、facebook、Linkedinなどの各種Webサービスについて、それぞれ知っている人、使っている人に手を挙げてもらいます。

「ここ1、2年でのトレンドについては、是非ご自身で使って感じてください。自分自身で使わずにマーケティングに活用することは絶対に不可能です」と本多教授。


Consumerの変化

従来の消費者分類法は1962年にM.ロジャースによって定義されたものです。しかし、この分類方法だけでは既に対応できなくなってきているそうです。

「それは『デジタルネイティブ』と呼ばれる世代が登場したからです。この『デジタルネイティブ』は1977年~1997年生まれで、物心ついたころにはWebが使えた『ネット世代』と、1998年以降に生まれ、生まれた時にWebが既に存在してい『新世代』に分類することができます」

その上で、デジタルネイティブを理解するための8つのポイント、1.自由、2.カスタム化、3.調査能力、4.誠実性、5.コラボレーション、6.エンターテインメント、7.スピード、8.イノベーションについて解説してくださいました。


Webの変化

「WEBの未来が見える!今抑えるべきトレンドとは?」特別授業体験会講義の様子

まず本多教授はキーワードとして「Sosial」「Open」「Connect」の3つを指摘された上で、ソーシャルWebの4つの「時代」について解説してくださいました。

「2003年から2007年は『ソーシャルな関係性の時代』であったと言えます。簡単なプロフィールや情報交換のために繋がった時代です、例えば、mixiにおいて自分自身のパーソナリティを公表し、マイミク申請をするという流れはコミュニケーションでした」

「しかし、2007年に『ソーシャルな機能の時代』に突入しました。ソーシャルなアプリなどを通してコミュニティに新しい意味をもたらしました。ソーシャルネットワークはオープン化する傾向にあり、Facebook、mixi、モバゲータウンがオープン化またはオープン化する予定です」

ここで、上記までの「時代」の体験は単一サイト内に限られていたが、現在はサイトごとにバラバラだった体験がつながる時代に突入したと本多教授は指摘されました。

「現在は『ソーシャルコロニーの時代』に突入しています。openIDやfacebookConnectなどでサイトごとにバラバラだった体験が繫がっていくでしょう。例えば、mixiアプリにモバゲータウンのゲームが採用されたことが挙げられます。企業はトラディショナルなマーケティング手法から、『ソーシャルレコメンデーション』に力点をシフトしています。」

その他にもYahoo!がFacebookConnectを採用した事例やGoogleがtwitterとの提携を発表した事例を踏まえて、トラディショナルメディアがニューメディアを取り込もうとしているとのこと。

「今後、2010年には『ソーシャルコンテクストの時代』へ進むでしょう。消費者が個人情報を企業に提供し始めます。結果としてそこにある未来は変わってくるはずです」


Communucationの変化

「WEBの未来が見える!今抑えるべきトレンドとは?」特別授業体験会での本多教授

「繰り返しますが、正解は存在しません。あくまで『一般論としての』コミュニケーションの変化です」と前置きされた上で、本多教授は事例を紹介してくださいました。

「『ConsumerActivatedBranding™』という手法があります。広告主のプロダクト・ブランド情報にコンテンツ性を付与することで、単なる一方的な情報ではなく、BrandingToysとしてコンテンツと情報を消費者に届けるブランディング手法です」

また、広告投資には有形資産と無形資産が存在するそうです。

「有形資産の代表として、Amazonなどのネットサービスにおける「リンク構造」への投資が挙げられます。一方、無形資産の代表として、既存のブランドコミュニケーションにおける「記憶」への投資が挙げられます。バランスを見て、無形と有形の両方にコミュニケーションを投資していく必要があります」

しかし、本多教授は「全ての企業はそしてプレイヤーは果たして変わる、変える必要があるのか?変化する消費者は、変わりゆくWebは全ての企業にとっての『ステージ』になるのか?」と発議されました。

「自社がコミュニケーションしたいユーザーがオンライン上のどこに存在しているのかを常に意識して、大きな変化を自社の力に変えられるよう、常に考え続けてください」


デジタルハリウッド大学大学院で学ぶこと

「書籍で学べることをお話しする気もありませんし、一方的な講義で学べることをお話しする気もありません。講師と受講生がともにそのリソースを使い、全員に最大の利益をもたらすことを心がけています」

「インターネットを多方面から多角的に捉え、トレンドを意識しながらも『次の一手』を常に狙い、学術的なバックボーンも織り交ぜつつ、既存のビジネスの枠組みを破壊しながら、世の中に新しい価値を提供する。その環境が、このデジタルハリウッド大学大学院にはあると思っています」

このように本多教授は締めくくられました。

「WEBの未来が見える!今抑えるべきトレンドとは?」特別授業体験会での本多教授

プロフィール

本多忠房(ほんだただふさ)

デジタルハリウッド大学大学院客員教授
株式会社サイバーエージェントインターネット広告事業本部
ビジネスディベロップメントディヴィジョンエグゼクティブコンサルタント

1978年神奈川県生まれ。上智大学法学部卒。大学在学中からWEBデザイナーとして活躍した後、2002年からヤフー株式会社検索プロジェクトで検索エンジンのアルゴリズム及びユーザーインターフェース改善などに従事。2005年より株式会社サイバーエージェント。検索エンジンマーケティングを中心としたWEBマーケティング全般のコンサルタント、R&D担当などを歴任の後、WEBを有効活用した事業戦略立案をミッションとするWEBコンサルティング局を立ち上げ、局長に。化粧品、金融、不動産等多様な業界においてビジネスモデルの変革を含む戦略立案、実行を担当。
【Webサイト】tadafusahonda.com

取材・原稿:熊谷有加

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