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学長杉山知之による特別体験授業
「次世代に必要なビジネスプロデューサーになる方法」
を開催いたしました

「ビジネスプロデューサーになる方法」セミナー会場の様子

2009年9月19日に、デジタルハリウッド大学大学院学長杉山知之による特別体験授業、「次世代に必要な『ビジネス』『クリエイティブ』『ICT』を融合できる ビジネスプロデューサーになる方法」を開催いたしました。当日は東京会場だけではなく、大阪サテライトキャンパスにも同時中継し、定員を上回る約80名近 い方々が参加されました。


Re-Designing the Future

現在、コンピューターとそのネットワークが空気のように存在している新世界では、その環境が活かせるように全てのことをデザインしなおす必要があります。「家族、ビジネス、そして個人が自分を認識することすらも変わってしまいます」と杉山学長。

Digitalization で起こったことは何なのでしょうか?全てがデジタル化されました。しかし、表現メディアをデジタル化すると何が良いのでしょうか?一般的には劣化しないこ とやデータが残ることと言われます。しかし、杉山学長は「その結果、全てのデータはアドレスを持つことになった」点を指摘されました。

また、メディアのデジタル化はゴールだったのでしょうか?オーディオはCDに、ゲームはPCゲームに、テレビは2011年地上デジタル放送へ、本、ビデオ…様々なメディアがデジタル化されてきました。

「メディアのデジタル化はゴールではありません。ようやく今、スタートラインに着いたのです。単に表現を数値化しただけでなく、コンピューターを扱うとき、その後ろに住所(アドレス)が着く。だから何でも繋げられるのです」

「95 年のインターネットの商用利用や一般利用が開始されたときに、ビジネスになると思っていた人は少なかったはずです。また、当時は一人一人がパソコンを持 ち、データはフロッピーディスクでやりとりするという、物理的なメディアでのやり取りが前提でした。しかし、今ではインターネットに繋がってこそのパソコ ンです。インターネットは誰もが情報を発信することを可能にしたのです」


Social Media Revolution

「ビジネスプロデューサーになる方法」セミナー会場での杉山学長

携帯、テレビ、車、パソコン、サイネージ…生活環境全て、それぞれのインターフェースに直面していて表現の仕方も様々です。ハードもコミュニケーションするツールも違います。

し かし、「それらを組み合わせることで、今までの単一表現だけでは果たせなかった大きなパワーを創造できるのです。だからこそ、それらを連動させ、融合でき るプロデューサーが必要なのです。勿論、作りこむにはクリエイターは必要ですが、全体を扱える、統合できるプロデューサーが必要です」と杉山学長。

こ こで杉山学長は、次世代のリーダーに必要な能力を「ビジネス」「クリエイティブ」「ICT」であると指摘しました。杉山学長がハーバード・ビジネス・ス クールなど、数々のMBAスクールで教鞭を振るわれてきたジョン・C・べック氏と対談された際、べック氏は「90年代MBAスクールがたくさん開校された が、21世紀はMBAだけでは超えられません。ビジネスにクリエイティブが必要です」とおっしゃったそうです。

他の生物と違い、文化の積み重ねができるのが人間です。

「人として『文化』が重要です。『僕は…』、『わが国は…』への答えは、創造、表現で発揮できます。そしてそれが人に刺さると人が動くのです。『文化』があるからこそ、我々は人として生まれてよかった、人生は楽しいと感じるのではないでしょうか?」

例 えばi-Podは「クリエイティブ」であるデザインと「ICT」であるネットの融合性が評価され、大きなビジネスとなりました。杉山学長はi-Podに代 表されるように、次世代のビジネスリーダーは「ビジネス」「クリエイティブ」「ICT」その3つの要素を持っている人材と指摘しました。

「コンテンツ産業だけでなく全ての産業で求められている顧客とのコミュニケーションラインは『デジタル』です。どれか一つで解決できるわけではありません。全産業でデジタルコミュニケーションは求められており、それを横串で考えられる人材が必要です」


人類史の変換点に立つ我々

「ビジネスプロデューサーになる方法」セミナー会場での杉山学長と参加者

「我々は地球人類史における大転換点を迎えています。人類社会は今、移行期であるグレーゾーンを着実に突き進んでいます。それは地球環境問題と連動して起きている認識も必要です」

ここで、これからの世界を支える技術とは何か?と杉山学長から指摘がありました。

「これからの世界はVirtual Reality技術に支えられていくでしょう。Virtualの本来の意味は『表面上は違うが実質そのものである様子』です」

「B・ C(Before Computer)における人生では、人生を一本の道とたとえることが可能でした。実年齢により社会的立場がほぼ固定され、男女・民族・生活環境…様々な 制約下でパーソナリティーを発揮できずに人生が終わっていたかもしれません。『人生は1回』だけだったのです」

「しかし、A・ C(After Computer)における人生では、リアルとバーチャルを使い分けて様々なデジタルソーシャルライフを過ごすことができます。ユングは「それぞれのコ ミュニティにおける自分」「周りの環境によって引き出される自分」をペルソナと定義しました。A・Cではコンピューターやネットワークを駆使して、多様な パーソナリティを展開し、人生経験を積んだりすることができます。言い換えれば様々な人々と出会い、様々なビジネスを経験することになるので、簡単ではあ りません。しかし、とてもダイナミックな人生となるでしょう」


DCM(デジタルコンテンツマネジメント)修士

「デ ジタルハリウッドでは「すべてをエンタテインメントにせよ!(Entertainment, It's everything !)」ということを掲げています。ここでいうエンタテインメントは『おもてなし』であり『サービス』『ビジネス』に繋がるものを指しています」

「ま た、『Digitful World』という私が作った造語があります。この世界はデジタルにあふれています。デジタル化の特長は『Mesurement』、即ち数字や統計として 測 定可能であるということです。だからデジタルはビジネスに繋がるのです。DCM(デジタルコンテンツマネジメント)修士の皆様には、noblesse oblige(=高貴な義務)としての気持ちを持って勉強していただきたいですし、DCM(デジタルコンテンツマネジメント)修 士はこれからの社会に対して責任があるということを忘れないでいただきたいと思います」

取材・原稿:熊谷有加

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