矢野貴久子教授が女性起業塾の「文章力養成講座」にてご講演
トレンダーズ株式会社 経沢香保子代表取締役と対談されました
2009年10月21日、本学でWebコンテンツ編集をご担当いただいている、株式会社カフェグローブ・ドット・コム代表取締役の矢野貴久子教授が、女性起業塾の「文章力養成講座」にてご講演され、トレンダーズ株式会社の経沢香保子代表取締役とも対談されました。
第1部:文章力養成講座 心をつかむ文章で「伝える力」を磨く
ブログやメール、プレゼン企画書、依頼状など、仕事をする上で「書く」ことは毎日、そして一生続くことです。
まず初めに、「私が雑誌編集者時代に、毎日毎日書き続けたエッセンスを今回の講座に凝縮しました。自分の言葉に対する感性をいかに磨いていくか、そしてそれをどのようにアウトプットするのか。勿論、言葉の組み合わせや伝え方に多少のテクニックはあります。しかし、どうしたら相手に分かりやすく伝わりやすい文章になるのか、自分で考え続けることが大切です」と矢野教授はおっしゃいました。
まず、事前課題として参加者の皆様がご提出された、「良いと思うキャッチコピー」と「良くないと思うキャッチコピー」について、矢野教授が参加者の皆様と質問を交えながら、「なぜ、そう思うのか?」、「その言葉によって、どんな気持になるのか?」について掘り下げていきました。
「今回、皆さんはタイトルやキャッチを見て、色々な感情を呼び起こされたことと思います。大切なのはその感情は人によって違うということ、そしてタイトルやキャッチはある特定の誰かの心を動かすことが目的であるということです。『良いと思う』、『悪いと思う』、どちらにせよ心が動かされたわけです」
「必ず『自分』がどう思うかを掘り下げていただきたいと思います。何故、何故、何故…と自分への問いかけを繰り返してみてください。何故、この言葉にこの気持ちを抱くのか?。この理由を掘り下げていくプロセスが大切です。根底にあるものをしっかりと見つめてください。毎日、繰り返すことでルールや色々なものが見えてくるはずです」
続いて矢野教授は「人をひきつける、読みやすい文章のポイント」について解説されました。
「長い文章や企画書の場合、タイトル、テーマを明確にして、必ずそこに戻るようにしてください。書きたいことはたくさんあると思います。でも、8割は捨てなければなりません。逆に、残った2割は絶対に相手に伝えなければならないことなのです。本当に自分が伝えたいことをしっかりと見つめてください」
「文章は人間のコミュニケーションの基本です。是非、相手の心に響く言葉を捜してみてください」
第2部:矢野教授×トレンダーズ株式会社 経沢代表取締役の対談
第2部では女性経営者としてご活躍されている矢野教授とトレンダーズ株式会社代表取締役の経沢氏が、部下やステークホルダー(利害関係者)とのコミュニケーションとその表現方法について、対談されました。
経沢氏:相手に自分の気持ちを伝えて一緒に動いていくために、私たちは会社組織としてマネジメントしているのですが、どのようなことを意識されていますか?
矢野教授:会社としては社会に対して説明責任があることを意識しています。そして、まず誠実であること。ネガティブな内容であれば、それを今後どう解決するのか、言葉をつくして考えをわかってもらうようにします。また、メディアに載る場合、不特定多数の方々に情報が伝わりますので、「私はこう思います」というように、主観、即ち自分の責任に置き換えています。
経沢氏:社員に動いてもらうためにはどのようなコミュニケーションを心がけていますか?
矢野教授:とにかく、繰り返すことです。1回言っただけでは本当に伝わりません。部下に対しては、100回繰り返して伝えるくらいの気持ちが大切ですね。
経沢氏:そうですね。また、私たちはつい、言葉に囚われがちになりますよね。思いは一緒なのに、表現方法一つで誤解が生じます。だから、私は言葉ではなく行動を見るようにしています。そして相手に理解されるより、まず相手を理解することを心がけています。
矢野教授:特にメールのやりとりは注意が必要ですね。文章だけではニュアンスが伝わらないので、メールではネガティブなことは書かないようにしています。まずは口頭で伝えてから、メールするようにしています。
その後もコミュニケーションとその表現方法について、参加者から矢野教授と経沢氏に積極的なご質問がありました。最後に経沢氏から、「これからも楽しんで表現してください」と参加者の皆さんへメッセージがありました。文章について、表現することについて、コミュニケーションについて深く学べる、充実した講座となりました。
女性起業塾 「女性の起業を毎日応援しています日記!!」での講座開催紹介はこちら
取材・原稿:熊谷有加















