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メディアサイエンス研究所宮坂俊夫研究員(DCM修士)による
小中学生向けワークショップが開催されました

2009年4月19日にデジタルハリウッド大学大学院にて、メディアサイエンス研究所宮坂俊夫研究員(DCM修士)による小中学生向けのワークショップ、「はじめてのScratchプログラミング入門 スクラッチ(Scratch)で変身アニメーションを作ろう!」が開催されました。今回はデジタルハリウッド大学3年生の隆絵里香さんが講師として、小学生の皆さんにフリーソフトを使ったアニメーションの使い方を説明しました。

みんなでたのしくスクイーク オフィシャルサイト

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ワークショップ当日の全体の様子

スクイークとは?

スクイーク(Squeak Etoys)は、小学生でも使える教育用のオープンソースソフトウェア(フリーソフト)です。楽しみながら自分なりの作品を作る過程で、算数や数学の概念を理解するとともに、論理的な思考能力が身につくといわれています。スクイークを作ったのは「パーソナルコンピュータの父」といわれているAlan Kay博士です。世界中のたくさんの技術者によって機能の改良が行われています。

スクイークの教育用ソフトウェアとしての主な特徴は次のとおりです。

1)フリーソフトである
フリーソフトなので、教育活動において自由に利用することができます。

2)描いた絵を動かすことができる
スクイークのもっとも大きな特徴は、「自分が描いた絵を動かすことができる」ことです。「タイルスクリプティング」と呼ばれる独自のユーザーインターフェースによって、プログラミングを知らなくてもタイルを積み重ねるような感覚で、絵の動きを操作することができます。

3)汎用的なツールとして利用できる
「描いた絵を動かすことができる」というシンプルなコンセプトであるがゆえに、次のような利用方法も可能です。

  • 調べた事を発表する(プレゼンテーション用ツール、グラフ作成ツールとして)
  • 感性を表現する(アニメーション作成ツール、お絵かきツールとして)
  • 実験をする(算数や理科で学んだことをシミュレーションするためのツールとして)

つまり、子供たちは、たくさんのツールの使い方を覚えなくても、スクイークによって、自由な発想をもとにした様々な創造的な活動を行うことができます。


「はじめてのScratchプログラミング入門
スクラッチ(Scratch)で変身アニメーションを作ろう!」

アニメーション制作実習の様子

今回のワークショップではこのワークショップでは、フリーソフトの「スクラッチ(Scratch)」を使ってアニメーションを作りました。「スクラッチ」は「スクイーク(Squeak Etoys)」をベースにMITで開発された小学生にも使える教育用のプログラミング環境です。スクラッチは視覚的にわかりやすいプログラミングができるため、プログラミングの入門編に向いているといわれています。

ワークショップは、宮坂研究員と隆さんによるスクラッチの基本操作の解説やプログラミング入門から始まり、実際のアニメーションの制作実習まで行われました。

4月19日に開催されたワークショップで完成した作品はこちら


現在、宮坂研究員は昭和女子大学附属昭和小学校、厚木市情報プラザ、東芝科学館などでの小学生向けのワークショップや、社会人向けの教育活動でICTを積極的に活用されています。宮坂研究員に今後の展望についてお伺いしました。

メディアサイエンス研究所宮坂俊夫研究員(DCM修士)

「こうしたワークショップを通じて、子ども達にデジタルコンテンツ制作のたのしさを感じてもらえたらと思います。おそらくデジタルハリウッドの多くのクリエイターの皆さんも子どもの時の原体験をそれぞれお持ちなのではないでしょうか。我々がやっているスクイーク(Squeak Etoys)やスクラッチ(Sctratch)などのフリーソフトを利用したワークショップに参加してくれた子ども達が、何年後かにデジタルハリウッドの専門スクールやデジタルハリウッド大学に入学してくれたらステキですよね。今後は、より多くの子ども達にこうした学習機会を提供できるように、さまざまな教育関係機関とも連携して、ワークショップの開催場所や実施回数を増やしていきたいと思います。」

子どもたちの質問に対応する講師の隆さん

参加者の小学生の皆さんが楽しそうにアニメーションを制作されていました。そして、自分では分からない点を講師の隆さんに質問し、隆さんも優しく、丁寧に皆さんの質問に答えている様子が印象的で、とてもアットホームなワークショップとなりました。


取材・原稿:熊谷有加

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